皆さんこんにちは!B1の三貝です。
早いもので入学から1年が経ち、来月から僕らもB2となり後輩を迎えることになります。
そんな僕らB1が今何をしているのかといいますと、新しく立ち上がったプロジェクトである「Euryops」に参加しています。(Euryopsについて詳しくはこちらをご覧ください)
メンバーはそれぞれ電力、熱、通信、構造、姿勢制御、理学の6つの中から個々の興味に分かれて活動しています。(僕は理学を担当しています。)
今回理学班では以下のグラフを作成しました。
このグラフは、系外惑星を観測する際にどの程度の性能が要求されるか、について表したグラフになります。(なんだかピンときませんね…)
簡単な説明をさせてください。
横軸のSeparation angleは主星の周りをまわる系外惑星と主星が、地球から見たときにどの程度離れて見えるか、を表しています。これは観測する望遠鏡がどの程度細かく対象を観測できるか、という性能を決めるときに役立ちます。カメラで様々な大きさの文字を撮影したときに、どこまで小さい文字が判別できるかというイメージに近いです。
縦軸のContrastは主星と周りをまわる系外惑星の明るさの差を表します。恒星である主星はとても明かるいため系外惑星を見る為には、望遠鏡に届く主星の光を遮らなくてはなりません。(暗い部屋で懐中電灯を向けられると、懐中電灯を持っている人の顔がよく見えなくなってしまいますよね? そのようなイメージです。)
Contrastはここでどれだけの光を遮る必要があるか、ということを表しています。
またそれぞれの円の色は主星の温度を、円の大きさは系外惑星の明るさを表しています。
このグラフを作成するにあたって、最初は情報量が少なすぎることが課題でした。なので天文学の本を読んだり、インターネットで情報を探したり…
そんな事をしていると、こうすればできるんじゃないか、という勘が生まれ、それを試している内に少しづつプログラムが出来上がっていきました。
ここまで2か月近くかかってしまいましたが、何とか形になって良かったと思います。
今回の課題を通して思ったことは何でも試してみるのが大切だと実感しました。
ここまで読んでくださった皆様、長文にお付き合いいただきありがとうございます。
世間はコロナウイルスの関係で慌ただしくなっていますが、しっかりと免疫を付けて病気に打ち勝ちましょう!
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